京都新聞エコロジー22

㉒ 2017年 2月10日付

ペットボトル、使いすぎ?

今回は、ペットボトルのお話をしましょう。ペットの正式な名称はポリエチレンテレフタレート(略号PET)であり、ポリエステル系のプラスチックです。ぺットでできたボトルは透明で軽く割れませんので、さまざまな飲料容器として利用されています。

 現在、日本でのペットボトルの消費量は年間57万トン、本数では200億本に達しています。日本人1人当たり、年間160本も消費しています。あまりにも使いすぎてはいないでしょうか?

 もちろん、それなりにリサイクルしていますが、実はペットボトルのリサイクルには、たくさんのエネルギーと経費がかかります。 従って、環境の面では、なんといっても大切なのはペットボトルの消費量を減らすことです。京都市ごみ減量推進会議では、できるだけペットボトルに依存しない飲料の取り方として、リーフ茶をすすめています。要するに、急須で煎茶を楽しむライフスタイルへの誘いです。ぜひ皆さんも試みてください。

    (京エコロジーセンター館長)