京都新聞エコロジー24

㉔ 2017年 3月10日付

買い物変化で経済全体に影響

「環境を大切にする消費者」

 グリーンコンシューマー活動への参加を呼び掛けるイラストです。グリーンコンシューマーとは、環境をイメージした緑(グリーン)と消費者(コンシューマー)を合わせた造語で「環境を大切にする消費者」のことです。

 消費者が毎日の買い物で見栄や安さだけでなく、環境に良い商品を選んで買い物をすれば、しだいに環境配慮型の製品や商品が売れ筋となり、結果的に環境に良い社会が実現できます。その意味で、毎日の買い物行動は、まるでグリーンな社会を選択する選挙のようなものなのです。

 グリーンコンシューマー活動は1988年にイギリスで始まり、現在は世界各国で取り組まれています。私達消費者一人一人の力は弱くても、合わせれば大きなものになります。誰もが日常的にしている「買い物」を少し変えるだけで、商品の作り手、売り手、ひいては経済全体にエコの影響を与えることができます。ぜひ、皆さんもグリーンコンシューマーになってください。

                         (京エコロジーセンター館長)