絵コロジー2-10環境ホルモンの海

環境ホルモンという名称は俗称であり、正式には「内分泌かく乱物質」と呼ばれるもので、「環境中に存在して、生体にホルモン様の作用を与える化学物質」とされている。具体的にはビスフェノールA,フタル酸エステルなど多数の化学物質がその性質を有していると言う。生物種によっては生殖機能に大きな影響を受けているとの報告も多数あり、生態系保全の面でその実態解明が急がれている。われわれは便利さゆえに沢山の化学物質を使用して生活をしているが、まさに「環境ホルモンの大海」に生きているのかもしれない。