ゴミック新作集5-7 ネット通販(9-12)
皆さんの中には日頃から、ネット通販を利用されている方もおられると思います。家にいながら買い物ができるので便利ですね。 日本におけるネット通販の利用世帯率は36.4%(2017年)です。そして、日本のネット通販市場は15.1兆円、電子取引率は5.4%(ともに16年)で、まだまだ伸びると予想されています。ちなみに米国は7%、中国は15%(同)だそうです。
ところで、ネット通販を利用された方は、配送された段ボールごみの多さに 驚かれたのではないかと思います。最近の内閣府調査でも「ネット通販のこん包は過剰である」と答えた人は消費者の66%を占めています。
果たしてネット通販による物品購入は、通常の店舗における購入に対して環境面で優れているのでしょうか? 場所によって違いがあるようですが、都市部では明らかに店舗購入の方が環境に良いようです。その際、問題になるのがこん包材の製造に要するエネルギー消費です。 これからは、ネット通販による環境負荷を下げるためには、再使用を前提とした「通い箱」システムの導入が必要かもしれません。