ゴミック新作集2-1 再生可能資源とは言え、(9-50)
ハーマン・デーリー(アメリカのエコロジー経済学者)の有名な3原則の一つに「再生可能な資源(土壌、水、森林、魚など)の消費ペースは、その再生ペースを上回ってはならない」という原則がある。意味するところは、持続可能な社会を構築するするためには、地球環境の恒常的なシステムを壊さないこと、すなわち環境容量を超えないことが大前提になっている。したがって、イラストにあるように、再生可能な資源であるとはいえ、森林、魚、水などを一時的に再生可能なペースを超えて大量に摂取すると、資源が再生不可能になり、不毛な状態になる。そこはぜひ気を付けたいところである。