京都新聞エコロジー1
- 2016年 4月 8日付
よい環境 長く保てる社会に
地球と人間 際どいバランス
私達は現在、地球から資源やエネルギー(化石燃料)を取り出し、これらをたくさん使って豊かな生活を送っています。地球と人間社会は微妙なバランスを保っているといえるでしょう。
しかし、しだいに地球の重さは資源やエネルギーの採掘で軽くなり、一方の人間社会は資源やエネルギーによる環境負荷がかかり重くなりつつあります。果たして、いつまでこのバランスを保つことができるでしょうか?現代社会はまさに、ゆらゆらとゆれはじめているところだと思います。
ところで、環境問題を考えるとき、「持続可能な社会」という言葉を聞かれたことがあると思います。この言葉はこれから私たちは地球の資源やエネルギーを無駄使いせず、できるだけ長く地球環境を良い状態に保てるような社会を目指しましょうという意味をもつ言葉なのです。
ぜひ、皆さんも、私たちの社会はこの漫画のような状態にあることを意識して、「持続可能な社会」を目指してエコな生活を送って下さい。
(京エコロジーセンター館長)