京都新聞エコロジー2
② 2016年 4月22日付
他の生き物の声にも耳を
きょうは環境を考える日
地球環境問題が深刻になり始めた頃のことです。アメリカの議員や大学生が中心になって、1970年4月22日に環境問題を考える討論集会を開催しようと呼び掛けたところ、驚くことに数千万人が参加しました。これをきっかけに、毎年4月22日を、地球環境を考える日「アースデイ」にする運動が全世界に広がりました。
この漫画は、あるアースデイにおけるシンポジウム(討論会)の場面ですが、よく見ると討論しているのは人間だけではなくて、野生生物や植物なども「ワイワイ」と意見を述べています。そうなのです、漫画の世界では、人間以外がしゃべることも簡単に表現できます。作者は動物や植物の気持ちを語っているのです。
どうやら、このシンポジウムでは、人間は他の生き物から一方的に非難されているようですね。これからは、こんな討論にならにように、私達人間はもう少し他の生き物のことを考えて行動したいものですね。
(京エコロジーセンター館長)