ゴミック新作集12-4 ケア業

千葉大学の倉阪秀史教授は著書(持続可能性の経済理論)のなかで、持続可能な社会を形成するためには「ケア労働」すなわち保育、介護、医療、教育などの業種の存在が極めて重要であると述べている。しかるに、日本の場合、このケア労働の分野が残念ながら非常に脆弱な状態にあり、とくに、コロナ禍で脆弱さが顕著になってきている。したがって、これからはケア業種への賃金、人材、制度などの手立ての拡充(支援)が強く求められるのである。まさに、ケアへのケアが必要なのである。