ゴミック傑作集5-14ご安心ください(8-5)

全国的に行われている廃棄物に関する学習会として施設見学会がある。見学者は、焼却施設では、まずは大規模な処理施設に圧倒され、リサイクル施設では缶やペットボトルが見事に分別されていることに感心する。そして、見学者は「自分たちの出したごみはちゃんと問題なく処理されているんだ」との印象を持ち帰ることになる。はたして、これで本当のごみ学習は達成されたことになるのであろうか? 環境教育の視点では、そもそも現代社会ではなぜごみ処理が必要なのか?また、なぜこれほど大量のごみが発生するのか? ごみの元である資源・エネルギーがもたらす環境負荷の問題にはどのようなものがあるか?など、もう少しごみについての基本的な問題について学習する必要があるのではないだろうか?